産業ファンド投資法人(IIF)は8日、2012年6月期決算を発表した。
当期(12年1月1日~6月30日)の営業収益は44億5,800万円(前期比26.4%増)、営業利益は24億7,300万円(同34.8%増)、経常利益は17億6,700万円(同52.3%増)、当期純利益は18億5,200万円(同59.9%増)、1口当たりの分配金は1万3,176円(同▲799円)。
当期は、新投資口の発行および借入れを原資に「IIF 厚木ロジスティクスセンターIII」(取得価格22万9,000円)、「IIF 三鷹カードセンター」(同87億円)、「IIF 東雲R&Dセンター」(同88億円)等6物件(取得価格合計372億7,400万円)を取得。「IIF 厚木ロジスティクスセンター」は、新たなテナントと5年間の定期建物賃貸借契約と締結。「IIF 神戸地域冷暖房センター」は、現テナントの大阪ガス(株)と増床を伴う期間12年の定期建物賃貸借契約を締結した。
これらにより、当期末時点の保有資産は物流施設13物件、インフラ施設4物件、工場・研究開発施設等5物件となり、取得価格合計は約1,455億円。平均稼働率は99.9%を維持している。
次期については、営業収益50億2,100万円、経常利益28億1,700万円、経常利益20億600万円、当期純利益20億500万円、1口当たりの分配金1万4,263円を見込んでいる。