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興和不動産が参画。「赤坂一丁目地区市街地再開発事業」が組合設立認可

完成予想パース

 興和不動産(株)が地権者の一員として参画している「赤坂一丁目第一種市街地再開発事業」(東京都港区)が8日、組合設立認可を受けた。

 同事業は、東京・赤坂一丁目の約2.5haの敷地で、東京メトロ銀座線「溜池山王」駅に近接する。各国大使館やホテルが立地する国際性豊かなエリアで、国際戦略総合特別区域の「アジアヘッドクォーター特区」や特定都市再生緊急整備地域の「東京都心・臨界地域(環状二号線新橋周辺・赤坂・六本木)」内に位置している。

 同事業では、地上35階地下3階、高さ約202mの事務所、住宅(総戸数47戸)、店舗からなる複合施設を建設。強固な地価地盤を基礎とした大地震時を想定した構造設計と、超高層建築物特有の揺れに強い制震装置を設けることで、安心安全な都市生活をサポート。防災性の高いまちづくりと、業務・商業・居住等の機能が融合した複合市街地を形成していく。

 また、「溜池山王」駅と円滑に連携した新たな駅前拠点ゾーンとして土地の集約化や地下鉄連絡通路の新設、細街路の整備により快適な歩行者ネットワークを形成。地形の活かした起伏のある空地に、季節を感じられる植物を中心とした植栽計画を行なうことで敷地内の緑化率50%超を実現。環境と共生する施設を目指していく。

 今後は、2013年度の権利変換計画の認可、工事着工、16年の竣工を目指す。


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