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目黒商業用地の売却などが寄与。大幅増収増益に/アーバネットコーポレーション12年6月期決算

 (株)アーバネットコーポレーションは9日、2012年6月期決算(単体)を発表した。

 当期(11年7月1日~12年6月30日)は、売上高68億1,800万円(前期比35.6%増)、営業利益4億6,100万円(同94.8%増)、経常利益4億2,200万円(同219.7%増)、当期純利益4億2,100万円(同231.2%増)と、大幅な増益に。監査法人や金融機関から経営リスクと指摘されていた目黒商業用地の売却、および同物件の融資残高完済を実施。財務状況の改善が実現し、大幅増収増益も実現した。

 主力の不動産開発販売事業では、分譲用コンパクトマンション2棟(32戸)や投資用ワンルームマンション5棟(222戸)、共同事業となる入谷・新中野・目黒の事業用地を売却したほか、前事業年度で地位譲渡を行なった共同事業(菊川II PJ)に係る設計・施工管理等の受託により、売上高63億8,000万円(同52.2%増)を計上した。

 不動産仕入販売事業では、中古ファミリーマンションのエンドユーザー向けリノベーション再販1物件(6戸)や投資用ワンルームマンションの新築残戸買取再販1物件(6戸)の販売、およびそれらの関連業務によって、売上高3億8,300万円(同▲50.4%)となった。

 次期は、売上高71億円、営業利益7億1,500万円、経常利益5億2,000万円、当期純利益4億8,000万円を見込んでいる。


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