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東京のオフィスビル空室率、4ヵ月ぶりに改善/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は10日、2012年7月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は9.30%(前月比▲0.13ポイント)。大規模ビルの竣工がなかった他、既存ビルに成約が進んだことから、東京ビジネス地区全体で空室面積が約8,600坪減少し、同空室率は4ヵ月ぶりに低下した。
 新築ビルの空室率は、新築ビル2棟(延床面積合計約6,400坪)がほぼ満室で竣工し、一部のビルに成約の動きが見られた結果、33.64%(同▲2.73ポイント)となった。
 既存ビルの空室率は、8.45%(同▲0.04ポイント)。自社ビルへの集約や新規供給に伴う大型解約の影響が出ていた一方、建て替えや統合などの成約の動きが見られたため、空室面積が減少した。
 平均賃料(坪単価)は、新築が2万2,579円(同▲25円)、既存ビルが1万6,586円(同▲27円)となった。
 
 なお大阪ビジネス地区の平均空室率は10.01%(同▲0.07ポイント)で、新築ビルの空室率は50.76%(同▲27.06)、既存ビルは9.82%(同▲0.11ポイント)となった。平均賃料は新築は条件が好評されていないため数値なし、既存ビルが1万1,376円(同▲3円)であった。


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