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首都圏分譲マンション賃料、連続下落に歯止め/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは15日、2012年7月の三大都市圏(主要都市別)における分譲マンション賃料月別推移を発表した。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は、2,469円(前月比0.3%増)で、12年に入ってからの連続下落に歯止めが掛かった。しかし、前年同月比では▲5.0%であり、賃料推移をみても底打ちとは言いがたい結果に。
 都県別では、東京都が2,888円(同▲0.6%)、神奈川県が2,005円(同▲0.6%)と引き続き緩やかに下落。前月上昇の千葉県も1,513円(同▲0.6%)と再びマイナス。一方、埼玉県が1,597円(同0.6%増)と反転上昇、連続下落も3ヵ月でストップした。

 都市圏別では、東京23区では都心6区平均で3,500円の水準を堅持しているものの、全体的に横ばい~弱含みで推移したことで2,995円(同▲0.5%)と下落、05年11月以降維持してきた3,000円を下回った。横浜市が2,134円(同▲1.3%)、さいたま市が1,750円(同▲0.4%)と引き続き下落。前月に平均築年数の若返りで唯一上昇していた千葉市でも1,480円(同▲1.1%)と、再び下落となった。

 近畿圏は1,684円(同▲0.4%)と3ヵ月連続で下落。前年同期比の下落率も直近に掛けて拡大しており、下落傾向が鮮明化しつつある。中部圏は1,489円(同▲0.5%)で、前月には12年2月以降続いてきた下落傾向に歯止めが掛かったが、今月は再び弱含みとなった。


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