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1,324件の大臣認定施工不適合を国交省に報告/住友林業

 住友林業(株)は16日、同社施工物件のうち新たに1,324件の準耐火建築物で、大臣認定施工不適合の可能性があるとして、国土交通省に報告した。

 同社は8月10日に国土交通省から、間仕切り壁のせっこうボードの留め付け方法等が、国土交通大臣の認定を受けた仕様に適合しないとして、木造軸組工法3,524件の準耐火建築物につき是正措置を講じるよう指示を受けた。指摘を受け、社内で改めて確認した結果、枠組壁工法(ツーバイフォー)の準耐火建築物に関しても不適合の可能性があるとして、国土交通省へ報告したもの。

 物件は、同社が施工した準耐火建築物で、準防火地域内の3階建ておよび防火地域内の2階建て以下、かつ延床面積100平方メートル以下の建物などが該当する。

 一般社団法人石膏ボード工業会取得の「間仕切り壁の45分準耐火構造」の大臣認定では、枠組壁工法における準耐火建築物の間仕切壁に長さ38.1mm以上のくぎを指定されているが、同社は長さ28mmのビスを使用。28mmのビスは、性能面において38.1mmのくぎと同等であるとの別の大臣認定があることから、施工法で性能上問題ないと判断しており、同社では改めて、施工された仕様について性能確認を行なう等の措置を講じていく。


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