サンフロンティア不動産(株)は23日、2013年3月期第1四半期決算説明会を発表した。
当期(12年4月1日~6月30日)の連結売上高は21億1,100万円(前年同期比▲0.4%)、営業利益4億3,300万円(同119.3%増)、経常利益4億1,700万円(同140.1%増)、当期純利益4億800万円(同213.5%増)。不動産投資市場の回復に伴い、不動産再生事業などで収益が伸長したことによる。
不動産再生事業では小型不動産を中心に2物件の売却、4物件の購入を実施。不動産サービス事業では売上高が前年同期の2倍に。これは顧客オーナーからの売買仲介、建築工事などの依頼を受け、ビル経営に関わる業務の発注が多くあったことによるもの。
通期は連結売上高105億円、営業利益11億2,000万円、経常利益10億5,000万円、当期純利益9億5,000万円を見込む。
同社代表取締役社長の堀口智顕氏は「都心ビルの空室率は底を打ったという見方もあるが、中小ビルはまだまだ余談は許さない状況。ストックビジネスとなる仲介・PMなどの不動産サービス事業が成果として表れているのでこれを深化・拡充していきたい。中でも建築ソリューション業務は需要が高まるとみている」(同氏)と述べた。
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