ナイス(株)は8月31日、同社が栃木県宇都宮市で開発を進めている新築分譲戸建住宅が一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が行なう「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅」認定制度の最高レベル“☆☆☆☆☆”の認定を受けたと発表した。
「LCCM住宅」とは、低炭素社会の実現に向けた住宅分野による施策の一環として、国土交通省が研究・導入を進めているもの。省CO2に配慮した商品企画を行なうとともに、太陽光発電システムの搭載等により再生可能エネルギーを有効に活用し、住宅の建設から居住・廃棄に至るまでのライフサイクル全体を通じたCO2収支をマイナスとする住宅のこと。
ライフサイクルCO2排出率0%以下を実現できる住宅を“☆☆☆☆☆”とし、現在までで3棟が認定されているが、東日本においては同社が初となる。
同商品は、国が定める「長期優良住宅」の認定基準となっている住宅性能表示制度の耐震等級や省エネルギー対策等級等を基本性能とした比較的安価な価格設定の戸建住宅「パワーホーム~Super High Quality&Good Price~」をベースに、太陽光発電システム(9.78kW)やHEMS、LED照明等を採用。さらに高断熱浴槽や節水型便器といった省CO2に配慮した設備を設置すること等により、CO2排出量0%以上を達成し、最高ランクの認定に至った。
9月15~17日の期間、モデルハウスとして一般公開するとともに「LCCM住宅」の概念や認定取得のポイント等を解説する。見学会についての問い合わせは同社住宅事業本部宇都宮営業所(TEL:028-637-2889)まで。