国土交通省は4日、三井ホーム(株)が施工中の枠組壁工法の木造住宅(準耐火建築物)が、国土交通大臣認定の仕様と異なる仕様で施工されており、これが建築基準法違反であると発表した。
三井ホームからの報告を受け、施工中の物件を関係特定行政庁へ情報提供・調査依頼をした結果、発覚したもの。間仕切壁(45分準耐火構造、QF045BP-9071)と同(1時間準耐火構造、QF060BP-9072)の2つについて、ねじの種類の不適合があったという。
同社では疑いのある対象物件が2,942件あるとしており、同省はこれらの案件についても特定行政庁へ情報を提供し、調査を依頼するとともに、違反が確認され次第、是正措置を講じるよう指示するとしている。
合わせて、同社に対して相談窓口の設置と、他に建築基準法違反がないかの調査を指示したほか、再発防止策の提出を求めた。
なお、(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談窓口を設置。電話番号は0570-016-100(PHSやIP電話は03-3556-5147)。相談時間は10~17時(土日祝日を除く)。