三井不動産レジデンシャル(株)は、「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウイングタワー」(川崎市中原区、総戸数506戸)の第2期販売を10月にも開始する。これに先立ち、新たなコンセプトを打ち出した新モデルルームを、15日にオープンする。
同物件は、東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅と、商業施設を介し直結する地上38階建て・制震構造のタワーマンション。東日本大震災を受け、防災対策を徹底したのが特徴で、その利便性や防災対策が評価され、2012年4月のモデルルームオープンから約3,000組を集め、1期342戸を完売している。
モデルルームを一新するのは、旧モデルルームが商業施設建設のため使用できなくなること、期間を開けずに販売を続けることが目的。新たなモデルルーム作成にあたっては、インテリア・生活雑貨などを幅広く扱い、女性に人気のブランド「CIBONE」「TODAY'S SPECIAL」などを手掛ける(株)ウェルカムと提携。モデルルームや商談スペースを、両ブランドの商品でコーディネイトした。
新しいモデルは、専有面積62平方メートルの2LDKと、74平方メートルの3LDKを用意。前者は、2つのスライドウォールに囲まれたフレキシブルルームを起点に、ライフスタイルや家族の成長に合わせた空間づくりを提案。後者は、リビングとベッドルームに隣接した「家族広場」によるコミュニケーションをアピールしている。
今回のモデルルーム作成を手掛けた同社横浜支店開発室主任・井橋朋子氏は「当マンションは、アクティブシニアやDINKS層に利便性や防災性を評価されてきたが、武蔵小杉は現在進行中のまちで、その姿がこれからも大きく変わっていく。ただ単にタワーマンションがどんどん建ち、便利になっているというだけでなく、子育てにも良い環境であるということをファミリー層にアピールしたい」と抱負を述べた。
なお、2期販売の戸数、価格などは未定。