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新宿駅新南口駅舎跡地に地上33階建てビルを建設/JR東日本他

「新宿駅新南口ビル(仮称)」外観イメージ

 東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)は4日、新宿駅新南口駅舎跡地に、新宿エリアの新しいランドマークとなる「新宿駅新南口ビル(仮称)」を建設すると発表した。

 同ビルは、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上33階地下2階て、賃貸オフィス、商業施設、文化交流施設からなる複合施設。国土交通省が事業主体で現在工事中の新宿交通結節点と一体的に整備する予定。

 オフィス(地上6~33階)は、高規格で環境性能も優れた1フロア基準階面積約2,100平方メートル、天井高3,000㎜のゆとりある大規模な整形・無柱の空間を提供。商業施設(1~5階)には、ファッション店舗やレストランを配し、周辺施設との相乗効果によるまちのさらなる活性化を目指す。
 新宿交通結節点の上部である5~7階に、約300人規模の多目的ホールや屋外広場、「HAPPY CHILD PROJECT」の一貫として、子育て支援施設等を設置。地域住民や来街者がさまざまなイベントに参加でき、都会の中心にいながら自然と触れ合う文化交流・情報発信の拠点を創出する。

 建物は、制振構造を採用。外壁に省エネ性能の高いLow-e複層ガラスを用いたダブルスキン構造を採用。LED照明や太陽光発電、地域冷暖房の導入、屋上緑化や緑あふれる回廊等の整備などで、地球環境に配慮した建物を目指す(CASBEE S取得済み)。

 竣工は2016年春を予定。


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