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首都圏中古マンション成約件数6ヵ月ぶりの前年割れ。新規登録も29ヵ月ぶり減/東日本レインズ

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、東日本レインズにおける8月の首都圏市場動向を発表した。

 同月の中古マンション成約件数は1,940件(前年同月比▲0.2%)となり、6ヵ月ぶりに前年同月を割り込んだ。

 都県別では、東京都が896件(同▲2.6%)、埼玉県が261件(同6.1%増)、千葉県が270件(同▲2.2%)、神奈川県が513件(同2.4%増)と、成約件数の多い東京都が、前年同月も下回り12ヵ月ぶりに1,000件を割り込んだ。

 成約単価は、1平方メートル当たり37万9,800円(前年同月比▲3.2%)。平均価格は2,469万円(同▲2.5%)と再び下落に転じた。新規登録件数は1万3,526件(同▲0.4%増)と29ヵ月ぶりに前年同月を割り込んだ。在庫件数は、4万5,152件(同8.9%増)と1桁の伸びにとどまったが、7ヵ月連続4万5,000件台を維持している。

 一方、中古戸建住宅の成約件数は764件(同▲0.7%)で、6ヵ月ぶりに減少となった。成約平均価格は2,839万円(同▲6.0%)と再び下落している。


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