近鉄不動産(株)は、野村不動産(株)、三菱商事(株)、近畿菱重興産(株)、(株)長谷工コーポレーションと共同で開発を進めているJR「尼崎」駅前の大規模分譲マンション「尼崎D.C.」(兵庫県尼崎市、総戸数883戸)の第1期販売380戸が完売したと発表。15日より第2期モデルルームをグランドオープン、10月中旬より販売を開始する。
「尼崎D.C.」は、開発面積約1万8,600平方メートルという壮大な集合住宅計画で、「あまがさき緑遊新都心・交流ゾーン」に位置する潮江緑遊公園を囲む3つの街区(「尼崎D.C.パークフロント」(鉄筋コンクリート造地上15階建て)、「尼崎D.C.パークイースト」(同地上20階建て)、「尼崎D.C.グランスクエア」(同地上20階建地下1階建て))からなる。「エコ・環境」「防災」「子育て」「コミュニケーション」の4つのコンセプトのもと開発を進めている。
3月に「尼崎D.C.パークフロント(A街区)」59戸、「尼崎D.C.パークイースト(B街区)」131戸(1期1・2次)、7月から「尼崎D.C.グランスクエア(C街区)」190戸(I工区1期1・2次)の計380戸を発売。いずれも完売した。販売価格は2,480万~4,670万円(3,100万円台(44戸)、3,400万円台(44戸))。専有面積64~90平方メートル。
マンションギャラリーへの総来場者数は約6,500組、問合件数は約6,000件、最高倍率は8倍となった。契約者は地元尼崎市周辺の居住者が約半数、その他は阪神間のJR沿線エリアを中心に広域に集客。同物件の評価理由として同社は、JR「尼崎」駅前再開発エリアという立地に加え、「尼崎D.C.グランスクエア」においては「関西最大規模の省エネ・省CO2次世代給湯システムの導入や災害への備えが充実している点」と分析している。
なお第2期分譲は、専有面積が64~89平方メートル、2LDK+F~4LDK、予定販売価格帯は2,400万~4,400万円台、販売戸数は未定。