(株)LIXILグループは10日、7月4日に募集した希望退職者数が1,884名に達し、それに伴う特別損失約330億円を計上すると発表した。
2012年10月25日時点で、同社および一部の関連子会社に在籍している満40~59歳、かつ勤続5年以上の正社員(一部の子会社は満45歳以上)を対象に募集したもの。退職者には、通常の退職金に割増退職金を上乗せすることに加え、希望者には再就職のための支援を実施する。
今後、同社は国内の構造改革を進め、スリムで強固な経営基盤の確立を推進。これまでの「国内市場向けの製造業」から「グローバル事業」と「住宅総合ソリューション事業」にシフトすることで、15年の売上高3兆円(国内2兆円、海外1兆円)、営業利益率8%、株主資本利益率(ROE)8%以上の達成を目指していく。