不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(株)は12日、「売主別中古マンション騰落率ランキング」の2011年版結果を発表した。同年に売り出された中古売り出し価格を01年以降に分譲された新築時の当該住戸と突き合わせ、新築時からの騰落率を算出。売主別(JVを除く)に集計したもの。住戸サンプル数は2万7,848件。30棟以上サンプルがあるディベロッパーのみを対象とした。
11年の騰落率は、全体平均は▲8.8%で、前年の▲5.5%から大きく悪化した。平均築年数6.1年(10年は5.5年)だった。
売主別中古騰落率上位ランキングは、1位が丸紅(株)(10年は1位)で2年連続トップ。平均騰落率は1.8%で、全体平均(▲8.8%)よりも10%以上上回っている。2位は野村不動産(株)(昨年8位、騰落率▲1.5%)、3位は東急不動産(株)(昨年4位、騰落率▲1.5%)。騰落率がプラスだったのは、丸紅だけだった。