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国際不動産投資フォーラム開催。日本の安定性・健全性をアピール/ARES

「本フォーラムが世界の不動産投資市場活性化の一助となれば」と語った同協会会長の岩沙弘道氏
パネルディスカッション「東京市場の回復と今後の展望-リスクオン・リスクオフ時代の不動産投資戦略-」の様子。不動産のトッププレイヤーたちによる、東京のポジション分析と抱える課題などについて議論が交わされた。モデレーターは早稲田大学大学院教授の川口有一郎氏

 一般社団法人不動産証券化協会(ARES)は12日、東京都千代田区の帝国ホテルで「不動産投資国際フォーラム2012~進化する日本とアジアの不動産投資市場~」を開催した。同協会による国際フォーラムの開催は08年に続き2回目。

 冒頭、同協会会長の岩沙弘道氏は「昨年JREITスタート10周年を迎えた。長期にわたり安定的に運用を続けてきたJREITへの期待は、今後さらに大きくなっていくことだろう。大震災を経てもなお安定的な配当を続けている日本市場の底堅さと成長性を、認識していただけることを期待している」と挨拶した。

 一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所所長の福井俊彦氏や金融庁長官の畑中龍太郎氏らによる基調講演、REESA(Real Estate Equity Scuritization Alliance)メンバーの代表者等によるセッション、その他パネルディスカッションやプレゼンテーションなど、多くのプログラムを実施。
 不動産投資市場としての東京をアピールするとともに、日本への投資誘導に向けて必要な策などが議論された。

 参加者は、国内外合わせて約1,200人にのぼった。


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