（株）明豊エンタープライズは2012年7月期決算を発表した。
当期（11年8月1日～12年7月31日）の連結経営成績は、売上高30億5,600万円（前年同期比▲76.6％）、営業利益1,400万円（前年同期：営業損失17億2,900万円）、経常損失1億5,100万円（同：経常損失20億2,100万円）、純利益17億6,800万円（同：純損失27億5,200万円）であった。
期中の9月26日に「事業再生ADR手続」にかかる利用申請を行ない、債権者の同意を得て手続が成立。再生計画に基づき債務免除21億9,200万円および債務の株式化8,700万円の支援を受け、さらにスポンサー企業を引受先とする新株発行による資本増強を実施、債務超過を解消した。
セグメント別の業績は、主力の不動産分譲事業では、共同事業「シティハウス多摩川テラス」の引き渡しや宅地分譲プロジェクト「浜田山」などを実施。売上高12億8,700万円、（前年同期比▲88.5％）、セグメント利益8,300万円（前年同期：セグメント損失16億9,200万円）を計上した。
次期については、1月に大阪証券取引所に提出した事業再生計画に基づき、経常黒字転換に向け、不動産（住宅）分譲市場におけるタウンハウス事業、中古マンションリニューアル分譲事業を主力事業として経営資源を集中させることで、売上高60億円、営業利益3億1,000万円、経常利益2億1,000万円、純利益2億9,000万円を見込む。