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マンション・戸建分譲が寄与し大幅増収増益達成/THEグローバル社2012年6月期決算説明会

 (株)THEグローバル社が18日、2012年6月期の決算説明会を開催。同社代表取締役社長の永嶋秀和氏が当期の連結決算の概況と今後の事業戦略について説明した。

 当期(11年7月1日~12年6月30日)の連結売上高は296億6,500万円(前期比85.7%増)、営業利益29億5,700万円(同77.4%増)、純利益14億9,700万円(同97.1%増)。
 
 前期から引き続き、マンション分譲及び戸建分譲を事業の二本柱とし、積極的に事業を展開。マンション事業では、前期まで多かった中央区の販売比率が減少したことにより、平均販売単価は減少したものの、神奈川、埼玉で販売戸数を増やし、引渡戸数は前期倍増の560戸となった。また販売代理事業の営業力の強みを活かして、マンション販売契約は全て終了(23年8月末時点)、実質完成在庫はゼロとなった。
 戸建事業では、全プロジェクトの約60%を1~2棟現場が占めることによって、在庫リスクや値引きを抑えるという効果の積み重ねが利益に貢献。また、新宿本店の開設が東京、神奈川の取引件数に大きく寄与、さらに12年5月に町田支店、12年6月に横浜支店を開設し拠点を拡充した。なお、今後も首都圏西部エリアに拠点を拡大することで、効率的な管理体制を構築し、管理コストの削減により収益性を向上させ、また、より多くの土地情報入手ルートの確立を図る予定。

 次期は、売上高341億3,600万円、経常利益28億円、純利益16億8,100万円を見込む。


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