アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は21日、2012年第2四半期のマンション賃料インデックスを発表した。アットホームの全国不動産情報ネットワークで成約した全国10都市の賃貸マンションを対象に、四半期ごとに調査しているもの。09年第1四半期を基準点とした連鎖型の指数。
今期の全国主要都市の総合賃料指数は、札幌市103.45(前期比1.49ポイントアップ)、仙台市112.85(同3.64ポイントアップ)、名古屋市96.29(同0.15ポイントアップ)、大阪市105.07(同▲0.82ポイント)、東京23区95.01(同▲0.63ポイント)、横浜・川崎市97.89(同▲1.22ポイント)、埼玉東南部97.30(同▲1.12ポイント)、千葉西部95.59(同▲1.01ポイント)、福岡市96.96(同0.15ポイントアップ)、大阪広域96.03(同▲1.11ポイント)。首都圏が下落傾向にあるのに対し、名古屋市・福岡市は横ばい、札幌市・仙台市では上昇となった。
指数が上昇したエリアごとにみると、名古屋市ではファミリータイプ(60~100平方メートル未満)が89.73(同4.21ポイントアップ)と大幅に上昇。仙台市では、シングルタイプ(18~30平方メール未満)が109.60(同4.21ポイントアップ)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル未満)が111.52(同3.05ポイントアップ)、ファミリータイプが118.84(同3.09ポイントアップ)と全種別で大幅に上昇した。