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事業所等での節電、関電管内で一昨年比33.6%削減を達成/大和ハウス工業

天井照明(アンビエント照明)の照度を控えめにして作業用照明(タスク照明)で必要な照度を確保する“タスク・アンビエント照明”として、全国の従業員に約1万2

 大和ハウス工業(株)は、7月2日~9月7日の期間に実施した節電の結果、特に深刻な電力不足が懸念されていた関西電力管内での一昨年比33.6%削減達成を発表した。同管内での社内目標であった30%を上回る結果に。

 事業所では、可搬型リチウムイオン蓄電池を2MWh分導入してピークシフトを実施。また、天井照明(アンビエント照明)の照度を控えめにして作業用照明(タスク照明)で必要な照度を確保する“タスク・アンビエント照明”として、全国の従業員に約1万2,000台のLED照明スタンドを配布するなどの対策を行なった結果、事務所全体で32.4%(関西電力管内で37.3%)の削減を達成した。

 工場では、天井照明を高効率システム「レフボファクトリー」に更新するなど設備面での改善を行なったほか、奈良工場に自家発電機、一部工場にエンジンコンプレッサーの導入を実施。工場全体で15.5%(関西電力管内で31.7%)の削減を達成した。

 ショッピングセンターでは、「イーアス札幌」「イーアスつくば」「フォレオ大津一里山」「りんくうプレジャータウンシークル」で共用部照明をLED照明にしたほか、共用部の各設備の運転効率化や一部停止などを実施。ショッピングセンター全体で22.9%(関西電力管内で28.9%)の削減を達成した。


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