アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメント(株)(以下、ADIM)は26日、アセットマネジメント会社であるスパークス・グループ(株)(以下、SHC)との間で、同投資法人およびケイマン籍のSPARX Japan Residential Fund I,L.P.(以下、SJRFI)による複数の私募ファンドへの出資に係るプロジェクトについて合意し、同日開催のADIM取締役会にて、同社およびSHC間の基本合意書の締結を決定したと発表した。
同プロジェクトは、同投資法人の規約に定める資産運用の対象および方針に基づき、同投資法人とSJRFIにおいて継続的に行なう複数の私募ファンドに係る匿名組合出資または優先出資証券を引き受けるもの。その他の出資を通じて、同投資法人における全国および全住戸タイプへの分散投資による資産規模の成長と安定的収益の確保を推進する事が目的。
同投資法人は、同出資等により、私募ファンド保有の不動産の賃借人からの賃料収入等を原資とする利益の配当を私募ファンド(匿名組合の営業者または特定目的会社等)から受けることになる。また、私募ファンド保有の不動産または受益権の取得に係る優先交渉権が同投資法人に付与される。ただし、同投資法人が各信託対象不動産の受益権および不動産に関して取得義務を負うことはない。
ADIMは、同締結により従来のスポンサーによる物件パイプラインに加えて、より機動的な物件取得、多様な取得先からの良質な物件の確保が可能となり、同投資法人の将来の外部成長に大きく寄与すると見込んでいる。