グローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人、GLプロパティーズ(株)は4日、神奈川県愛甲郡愛川町のマルチテナント型大型物流施設「GLP厚木」を起工した。
同施設は、東名高速道路「厚木」インターチェンジより約12kmに立地。建物は地上6階建て。敷地面積は4万4,511.03平方メートル、延床面積は10万6,838.88平方メートル。
1フロア面積約1万4,000平方メートルの倉庫スペースを有し、各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を完備。129台分のトラックバース、423台分の乗用車駐車場を設置している。各フロアは2分割、最小区画面積約6,000平方メートルから利用可能なレイアウトとし、さまざまな規模のニーズに対応する。
また、災害時の事業継続性の確保を目的に、免震構造やバックアップ電源設備を導入したほか、プレキャストコンクリート工法によるライフサイクルCO2の大幅削減など環境に配慮した。現時点で約3万平方メートル(全体の約35%)の賃貸借契約を締結している。竣工は2013年12月の予定。
起工式で挨拶した同社代表取締役社長の三木真人氏は、「厚木は高速道路と主要な幹線道路がある首都圏と関西圏をつなぐ戦略的な立地。今後、この利点を活かして賃貸借契約率を引き上げる努力をしていきたい」などと語った。