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首都圏住宅地価格・中古マンション価格、下落率はやや縮小傾向に/野村不動産アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)は5日、2012年10月1日時点での首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格]の実勢調査結果を発表した。四半期毎に東京都区部、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県の住宅地と中古マンションを対象に調査しているもの。

 住宅地価格の平均変動率は▲0.6%(前回▲1.0%)。埼玉県以外では値下がり率が縮小し、全エリアでは横ばい傾向となった。前四半期より「値上がり」を示した地点は2.1%(同3.6%)、「横ばい」が78.6%(同66.4%)、「値下がり」が19.3%(同30.0%)と横ばい地点の割合が増加、値下がり地点の割合が減少した。

 中古マンションの平均稼働率は▲0.7%(同1.1%)。神奈川県以外の値下がり率が縮小し、全エリアでも値下がり率が減少した。前四半期より「値上がり」を示した地点は4.6%(同2.3%)、「横ばい」が60.6%(同52.8%)、「値下がり」が34.7%(同44.9%)と横ばい地点の割合が増加、値下がり地点の割合が減少した。

 なお、11年10月~12年9月の地価変動率は、首都圏平均で▲2.9%(同▲3.4%)、中古マンション価格変動率は平均▲3.3%(同▲3.6%)といずれも値下がり傾向は弱まった。


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