ホームインスペクションを中心とした不動産コンサルティング業を手掛ける(株)さくら事務所(東京都渋谷区、代表取締役社長:長嶋 修氏)は10日、事務所の移転を記念し、「価値を保つマンションとその条件」をテーマに、マスコミ関係者を対象にした勉強会を開催した。
長嶋氏はまず、「管理組合のマインド次第で管理が大きく変わる」と指摘、管理組合内の対立で管理がずさんになったケースを紹介。中古マンションを購入する際のポイントとして、実際には難しいとした上で、管理組合の議事録を閲覧し、おおまかな管理組合の内情を把握することを挙げた。また、「今後人口減少が続く中で、駅周辺に住宅、職場、学校、商業施設などが集約され、人口密集地と過疎地が二極化される」と予測。今後の物件購入に関しては、自治体が策定している都市計画のマスタープランなども確認する必要があると指摘した。
勉強会の最後には質疑応答が行なわれ、「新築・中古住宅市場の今後」や「価値を保つ立地条件」などについて活発な意見交換が行なわれた。