(社)プレハブ建築協会は9日、2011年度「プレハブ住宅販売戸数実績及び生産能力調査報告」を発表した。会員各社を対象に、上期と下期に分けて調査しているもの。今年度は、99社(上期50社、下期49社)が対象。
同年度に販売(完工)されたプレハブ住宅の総数は13万4,399戸(前年度比0.7%増)とわずかに増加。全着工新設住宅に占めるプレハブ住宅のシェアは、16.0%(同▲0.3%)と低下した。
構造別では、木質系住宅が1万3,993戸(前年度比7.4%増)と増加。09年度までの10期連続の減少から2期連続の増加となった。鉄鋼系住宅11万6,175戸(同1.6%増)と2期連続の減少から微増。コンクリート系住宅は4,231戸(同▲30.4%)と、4期連続の1万戸割れとなった。
階層・建て方別販売戸数は、一戸建住宅が6万3,871戸(同6.2%増)と、10年度に引き続き6万台を維持。低層共同建住宅は、4万6,000戸(同2.1%増)、中高層共同建住宅は2万4,528戸(同▲13.1%)と3期連続で大幅に減少した。
都道府県別の販売戸数は、東京が10年度に5期連続の2万円台から2万戸台割れとなり、11年度も1万戸台となった。その他、1万戸を超えた都道府県は10年度と同じく神奈川県、埼玉県、愛知県の4都県だった。