三井住友建設(株)はこのほど、免震超高層マンション構法「Sulatto Tower(スラットタワー)」を開発した。
同構法は、同社の独自構法「SuKKiT(スキット)」の技術を応用、発展させたもの。ハイサッシによる優れた眺望と梁型の出ない使いやすい住空間、免震構造によるさらなる安全性を実現する地上120mクラスのタワー型マンション構法。
バルコニー側サッシ取り付け部分に梁型がないため最大で天井いっぱいのフルサッシを設置することができるほか、バルコニーにガラス等の透過性手摺を採用すれば、採光性の高いリビング空間が実現可能となる。バルコニー側に大梁が無いため1階あたりの高さは、超高層建物でありながら中高層建物と同程度の2,965mmとできるため、建物高さに制限のある地域でも、より自由度の高い計画を行なうことができる。住戸境には梁型の出ない壁、床スラブには小梁の無い大型スラブを採用しており、自由なプランニングが可能で使いやすい住空間を提供する。
今後は同社の超高層マンションの主力商品として、全国の超高層マンション開発案件に積極的に提案していく。