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首都圏分譲マンション賃料、東京23区が3ヵ月ぶりに3,000円の大台回復/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは15日、2012年9月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は、2,479円(前月比0.5%増)と、再び上昇した。
 都県別では、東京都が2,900円(同0.4%増)、神奈川県が2,042円(同0.7%増)、埼玉県が1,604円(同0.3%増)、千葉県が1,510円(同0.5%増)と、すべてのエリアにおいて前月比で上昇した。

 都市圏別では、主に都心6区の強含みが影響して、東京23区が3,005円(同0.2%増)と前月に引き続き小幅に上昇し、3ヵ月ぶりに3,000円の大台へ回復した。横浜市は2,167円(同0.2%増)、さいたま市が1,769円(同0.4%増)と、それぞれ連続でプラスとなったが、小幅な上昇にとどまっている。また、千葉市では1,463円(同▲0.7%)と、3ヵ月連続で下落となった。

 また、近畿圏は主要エリアが揃って上昇したことで、1,686円(同0.4%増)と反転上昇して連続下落は4ヵ月でストップした。中部圏は1,483円(同▲0.5%)で、愛知県が1,498円(同▲0.9%)と再び下落したことで集計開始以来初めて1,500円の大台を割り込んだ。前年同月比の変動幅は他の都市圏に比べて小さく、11年下半期以降はおおむね大底圏で安定推移している。


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