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太陽光発電システム設置架台市場、16年には800億円規模に/矢野経済研究所調査

 (株)矢野経済研究所は、「太陽光発電システム設置架台市場に関する調査結果2012」を発表した。太陽光発電システム設置架台とは、太陽電池パネルを住宅や学校、役所などの公共建築物、工場・倉庫の屋根上や敷地内に設置・固定するために必要な施工部材。

 11年度の同市場規模は452億円(前年度比2%増)。09、10年度と大幅な拡大を続けたが、11年度は公共・産業用システム向けの需要が若干減少。ただ、住宅用システム向けの需要は堅調に拡大したため、市場規模はほぼ横ばいとなった。

 11年度以降については、新築住宅で「屋根材一体型」や「屋根材型」の太陽電池パネルの採用が広がるものの、既築住宅では、今後も設置架台で屋根上に設置されるため、緩やかな伸びに。一方、再生可能エネルギーの全量買い取り制度の開始により、公共・産業用太陽光発電システムの導入が急増し、11~16年度までの年平均成長率が13.3%、16年度の同市場は842億円に拡大すると予測している。


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