三井不動産リアルティ(株)は18日、関西圏(大阪市およびその近郊・京都府・神戸および阪神)の住宅地および既存マンション価格の動向調査「第16回リハウス・プライスリサーチ」(2012年10月1日時点)を発表。調査地点は住宅地162ヵ所、既存マンション171ヵ所。
2012年7~9月における変動率は、住宅地価格で▲0.5%と14期連続の横ばい傾向、既存マンションで▲0.3%と前回に引き続き横ばい傾向となった。住宅地地点のうち、上昇は8ヵ所(前回調査時15ヵ所)、下落は22ヵ所(同20ヵ所)、横ばいは132ヵ所(同127ヵ所)となった。既存マンション地点では、上昇は14ヵ所(同20ヵ所)、下落は35ヵ所(同46ヵ所)、横ばいは122ヵ所(同105ヵ所)。
地域別では、住宅地が大阪市内▲0.3%(同▲0.4%)、大阪東南部▲0.9%(同0.0%)、北摂▲0.5%(同▲0.1%)、京都0.0%(同▲1.0%)、神戸・阪神▲0.7%(同0.0%)となった。既存マンションは、大阪市内▲0.6%(同▲1.6%)、大阪東南部0.6%(同▲1.0%)、北摂▲0.4%(同▲0.8%)、京都▲0.4%(同0.1%)、神戸・阪神▲0.7%(同▲0.2%)となった。
なお、1年間(11年9月~12年10月)の変動率も発表。住宅地は▲1.3%、既存マンションは▲2.0%と、やや下落の傾向が継続している。
今後の見通しについて、同社は「今後も値動きの幅が短期間で大きく変動することは考えにくく、当面価格は安定的に推移していく」とコメントしている。