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パッシブデザイン採用のマンション、室内環境が良好に/大京

 (株)大京は19日、10月下旬から発売する、パッシブデザイン採用の「ライオンズ上大岡エアーズヒル」(横浜市南区、総戸数32戸)で、室内環境効果を検証した。

 6月の横浜市の気温データを基に室内温度変化を検証したもの。一般的なマンションの窓を閉め切った場合と、同マンションの自然換気ストッパー付きの窓を10cm開放したところ、一般的な窓を閉め切ったマンションよりも、日中、政府の推奨する冷房設定温度28度を下回る室内環境となることが分かった。

 同マンションは、パッシブデザインへのさまざまな取り組みを実施。夏の日差しを和らげ、室内の温度の上昇を軽減する「グリーンカーテン」を設置。玄関ドアにはスリット状の換気口を設けたほか、リビング・ダイニングに給気口を2ヵ所設置することで、屋外の空気を効率良く取り込み、室内の空気循環を快適に保つ工夫や、木製建具の下部に通常よりも大きく隙間を設けることで、扉を閉めた状態でも室内に空気が流れる設計などを施している。


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