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スマートフォンでの物件探し、今後もさらに増える可能性/RSC

調査結果を報告する(株)リクルート住まいカンパニーMP統括部SUUMOネット推進部の吉崎弘光氏

 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は19日、研修会を行ない、「不動産情報サイト利用者意識に関する調査」の集計結果を報告した。

 調査は、2012年3月28日~5月29日、同協議会サイト、会員サイト、不動産情報サイト上で行なったもの。同調査では、不動産情報サイトで物件情報を調べる際、「PC」の利用率が96.4%と圧倒的に高く、次いで「スマートフォン」15.2%、「携帯電話」14.5%、という結果が出た。スマートフォンで閲覧しない理由として「端末を所有していないから」が7割を占めたことで、スマートフォンが今後普及すれば利用頻度が高くなる可能性があるとした。

 同調査の集計結果を報告した(株)リクルート住まいカンパニーMP統括部SUUMOネット推進部の吉崎弘光氏は「数字だけ見ると、まだまだスマートフォンの利用率は低いが、実際にはもっと高いのではないかと感じている」と述べた。

 また、物件を検討する際に問い合わせた不動産会社の数については引き続き減少傾向にあるものの、ネットで物件や会社を見極めた上で、問い合わせ、訪問した場合の契約数は全体で68.1%と、昨年より9ポイント近く上昇していた。

 冒頭で挨拶した同協議会会長の野口孝弘氏は、「最近、賃貸物件探しはモバイルが当たり前となってきた。物件情報の提供方法が今まで通りで良いのか、ということも今後検討していきたい」などと話した。


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