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中古住宅購入者、新築住宅購入者に比べ比較検討が柔軟/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は23日、住まい探しに関するアンケート結果を発表した。1都3県在住で2012年1月~9月に住宅を購入した20~40歳代の男女600名が対象。

 購入した住宅の最多価格帯は「3,000万円台」(全体の27.2%)、平均は3,893万円となった。一戸建ての平均は3,688万円、マンションの平均は4,069万円となった。

 新築住宅購入者に、今回の住宅購入の際に比較検討した住宅について聞くと、建売住宅を購入した人の53.3%が注文住宅も検討。一方、新築マンション購入者は、他の住宅タイプを検討しなかった人が53.7%と最も多く、逆に中古マンション検討者は28.3%と3割にも満たなかった。

 中古住宅購入者の比較検討では、中古戸建て購入者は「新築一戸建て」(33.3%)と「他の住宅タイプは検討しなかった」(33.3%)がそれぞれ多数を占め、注文住宅や中古マンションも2割を超えるなど、柔軟に幅広く検討していた。一方、中古マンション購入者は、新築マンションと比較した人が45.7%と最多。一戸建てを検討した人は、2割と少なかった。

 一戸建購入者およびマンション購入者にその理由を聞いたところ、一戸建ては「駐車場が無料」(51.8%)、マンションは「交通アクセスの良さ」(64.5%)となった。


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