旭化成リフォーム(株)は、旭化成ホームズ(株)のへーベルハウスのリフォーム強化の一環として、2階床のへーベル版を取り外し、大きな吹き抜け空間を提案するリフォーム商品「へーベルハウス リメイク Welliving(ウェルリビング)タイプ」を、25日より発売する。
50~60歳代の子育て期が終わった夫婦二人世帯を対象に、建物の外枠の大きさを変えず、2階の子供部屋などの余剰空間を吹き抜けに転用。広々とした暮らしを提供するもの。新築戸建住宅「へーベルハウス LUFT(ルフト)」で提案した「大人のリビング」(夫婦がそれぞれの居場所を持ちながら、ゆるやかにつながるリビングを中心とした内部空間)に、吹き抜けを通した上下階のつながりという新たな視点を盛り込んだ。
1階リビング「Welliving(ウェルリビング)」は、2階床へーベル版を取り外した、大きな吹き抜け空間。2階には、吹き抜けに面して、書斎やセカンドリビングなどに使える空間「Wellounge(ウェルラウンジ)」を設置。緩やかにつながる連続空間で、夫婦が1・2階で別々に過ごしても、程良い距離感を保つことができる。
また、子供の帰省の際に宿泊できる「ゲストルーム」を2階に設置。寝室は、将来在宅介護ができるように考慮して、1階に設けている。
23日に行なわれた会見で、同社代表取締役社長の森田敏晴氏は「『住み継ぐ』ことをコンセプトに、住まう人と部屋とのミスマッチを解消した。吹き抜けをつくる減築手法で、ご主人の居場所をつくり、夫婦のつかず離れずの程良い距離感を提案する。吹き抜けにより風通しが良く、2階窓から光も入りやすいなど、生活環境が良くなることをアピールし、新築住宅展示場を中心に積極的に提案していきたい」などと述べた。
対象は、既存へーベルハウスの軽量鉄骨軸組ブレース構造2階建住宅。販売価格は、全改装定価制見積りシステム「へーベルハウス リメイク まどりえがえコース」によるプロトプラン(リフォーム前37.5坪)で、1,480万円(税込み)。販売目標は年間200棟としている。