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北海道苫小牧市で、3施設目のメガソーラー開発へ/三井不動産

北海道苫小牧市の太陽光発電所イメージパース

 三井不動産(株)は29日、北海道苫小牧市で太陽光発電所(メガソーラー)を建設し、北海道電力に売電する事業を開始すると発表した。

 同事業は、山口県山陽小野田市および大分県大分市(三井造船(株)との共同事業)に続いて3施設目となり、同社単独での事業となる。
 電気化学工業(株)および日本ゼオン(株)が保有する不動産の有効活用と、エネルギー・環境問題の解決に積極的な活動を行なっている両社のニーズに対するソリューションとして、土地を賃借し、メガソーラーを建設するもの。

 建設予定地は、北海道南西部の太平洋側に位置し、札幌から車で約1時間の距離。道内でも比較的温和な気候で積雪量が少ないことから、年間を通してメガソーラーを稼働できる地域だという。
 同施設では、日本製の太陽電池モジュール・設備を採用し、発電出力は約23MW(メガワット)。年間発電電力量に換算すると約2,400万kWhとなる見込みで、一般家庭の年間消費電力量約6,600世帯分に相当する。
 2012年11月に着工し、13年度の稼働を目指している。

 なお、すでに発表済みの2施設を合計した発電出力は約53MWとなる予定で、年間発電電力量換算は約5,600万kWh、一般家庭の年間消費電力量約1万5,000世帯分相当になる見込み。


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