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建設工事受注高、4ヵ月連続で増加/国交省調査

 国土交通省は31日、2012年9月の「建築工事受注動態統計調査結果」(大手50社調査)を発表した。

 同月の受注高は、1兆1,880億円(前年同月比3.6%増)と4ヵ月連続で増加。国内では、民間工事が増加したが、公共工事が減少し、国内合計は1兆923億円(同▲4.3%)となり、6ヵ月ぶりに減少。

 民間工事は7,617億円(同0.7%増)と2ヵ月連続の増加。製造業では▲7.7%、非製造業では3.1%増となった。発注者別では、不動産業、電気・ガス・熱供給・水道業、卸売業、小売業等が増加し、運輸業、郵便業、サービス業、製造業等が減少した。工事種類別では、建築、土木ともに増加、事務所・庁舎、店舗、住宅等が増加し、医療・福祉施設、工場・発電所、娯楽施設等が減少。

 公共工事は2,810億円(同▲17.8%)と9ヵ月ぶりに減少した。国の機関(同60.3%増)は4ヵ月連続で増加、地方の機関(同▲54.6%)は2ヵ月連続の減少。発注者別では、国の機関は、国、政府関連企業等が増加し、独立行政法人が減少した。地方の機関は、地方公営企業、地方その他が増加、それ以外が減少した。工事種類別では、建築が増加し、土木が減少。事務所・庁舎、道路等が増加し、娯楽施設、鉄道等が減少した。


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