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福岡市アイランドシティ内、“CO2ゼロ”のまちがオープン/積水ハウス他

「照葉スマートタウン」の景観

 積水ハウス(株)と(社)九州住宅建設産業協会(福岡市博多区、理事長:諸藤敏一氏)は31日、アイランドシティ(福岡市東区)において、“CO2ゼロ”の暮らしを実現する戸建住宅エリア「照葉スマートタウン」のまちびらきをした。

 「照葉スマートタウン」は、国土交通省の「平成23年度第2回住宅・建築物省CO2先導事業」に大規模な住宅区画でのエネルギーマネジメントとして、全国では初めて採択されたもの。「低炭素型」のまちづくりの一環としても注目を集めている。

 建築する住宅全戸に太陽光発電システムを設置、全体の7割以上に燃料電池などの創エネ設備を導入し、高気密・高断熱の省エネ仕様とすることで、“CO2ゼロ”を実現しながら電力不足の解消にも貢献。災害時にも蓄電池や太陽光発電で電力をバックアップすることによりまち全体の防災性能を高める。

 また、全戸にHEMS設備、さらにまち全体のエネルギー使用量を把握できるTEMS(Teriha Energy Management System)を採用した。各家庭の電気やガス消費削減量に応じて商品に交換できるポイント制度をスタートするほか、自然エネルギーの利用に基づく「グリーン電力証書」の認証と証書代金の街区一括交付などにより、まち全体で経済的メリットを享受しながら環境活動を推進する仕組みも導入する。

 総区画数は178区。今回販売予定棟数は11棟。販売価格は5,380万(土地222平方メートル、建物122平方メートル)~8,287万円(土地346平方メートル、建物159平方メートル)、最多価格帯は6,000万円台(6棟)の予定。


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