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集合住宅向け「見守りセキュリティサービス」を提供/日本社宅サービス

設置イメージ

 日本社宅サービス(株)は、関連会社の(株)スリーSによる、設置場所を選ばない高機能セキュリティ端末「Type-S」の開発を発表した。室内に設置することで、「見守り(安否確認)」と「セキュリティ(防犯)」サービスを提供するもの。

 (株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのFOMAユビキタスモジュールを内蔵し、FOMA回線を通じて日本全国での安定した通信を可能にした。配線工事が不要で、本体を壁掛けまたは専用クレイドルに置き、電源プラグをコンセントに挿すだけで設置できるのが特長。
 外出時・帰宅時のモード切替えや緊急時はボタン操作のみで可能とし、また、本体には人感センサーを内蔵、広範囲のセキュリティを確保した。

 留守宅に不法侵入を検知すると、警報アラームが作動し、登録先の入居者・家族宛てに侵入検知メールが届く機能や、在宅中でも予め設定した一定時間内にセンサーの反応がない場合や、長期間にわたりモード切り替えがない場合などに、「安否確認」「定時連絡」メールでの通知が届く機能を用意した。

 なお、同サービスは、同社のFCチェーン「日本住宅ネット」や、子会社でマンション管理業を営む「ダイワード」が、それぞれ取り引きする全国の不動産会社を通じて販売する。
 サービス開始は2013年1月の予定。11月5日からは、セキュリティ端末の予約申込を受け付け、受注生産を開始する計画。


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