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経常利益200億円を安定的に計上する体制構築へ/住友林業

「国内で次の時代の柱となる事業を育てていくとともに、海外事業も積極的に拡大していきたい」と話す住友林業(株)代表取締役社長の市川 晃氏

 住友林業(株)は7日、2013年3月期第2四半期決算の説明会を開催した。

 当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高は3,921億4,700万円(前年同期比▲0.7%)、営業利益68億3,900万円(同▲27.4%)、経常利益74億8,500万円(同▲23.3%)、当期純利益36億800万円(同▲36.1%)。

 通期について、木材建材事業は、国内流通事業はトップシェアを維持しており、今期初から海外流通事業を海外事業から移管。ベトナム、上海に現地法人を設立し、新興国における販売体制の強化を図り、売上高4,000億円、経常利益44億円の見通し。
 住宅事業は、新築注文住宅事業では、都市圏の販売強化を推進。ストック住宅事業もリフォーム事業を中心に好調で、売上高4,300億円、経常利益242億円の予想。
 海外事業は、地域ごとの事業環境により、業績に格差が出ているが、不振事業の立て直しを図り、売上高400億円、経常損失19億円の見通し。
 全体では売上高8,450億円、営業利益225億円、経常利益230億円、当期純利益130億円を見込んでいる。

 説明会で同社代表取締役社長の市川 晃氏は「全体的には計画通りに進捗しており、今期の計画は十分達成できる。下期は、経常利益200億円を安定的に計上する体制を構築する総仕上げになる。国内で次の時代の柱となる事業を育てるとともに、海外事業は事業性を見極めながら積極的に進めていきたい」などと述べた。

 ※なお、同社13年3月期第2四半期の詳細については過去のニュースを参照。


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