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ビル事業が大幅増収増益/東京建物12年12月期第3四半期決算

 東京建物(株)は、2012年12月期第3四半期決算を発表した。

 当期(12年1月1日~9月30日)の連結営業収益は1,318億1,100万円(前年同期比11.2%増)、営業利益は267億1,600万円(同193.9%増)、経常利益は201億400万円(同957.4%増)となった。また、固定資産売却益20億7,400万円、投資有価証券評価損18億9,400万円、減損損失14億800万円等を特別損益に計上した結果、当期純利益は104億100万円(同1,396.1%増)となった。
 
 主力のビル等事業では、同社が出資するSPCが「(仮称)大手町1-6計画」の敷地(底地)を売却したことに伴う利益を配当収益として計上したことで大幅な増収増益に。同セグメントの営業収益は516億2,500万円(同62.7%増)、営業利益は294億2,500万円(同213.5%増)となった。
 
 住宅事業は住宅分譲において「ザ・タワーレジデンス大塚」や「Brillia センター南」等を売り上げに計上したほか、開発用不動産の売却による営業収益を計上。また現在販売中の分譲マンションにおける、たな卸資産評価損21億8,800万円を営業原価に計上した結果、営業収益は503億3,900万円(同▲18.3%)、営業損失7億5,600万円(前年同期:営業利益30億5,300万円)となった。なお、売上計上戸数が567戸と減少しているが、マンション竣工および引き渡しが第4四半期に集中していることによるもの。

 通期については、営業収益1,900億円、営業利益300億円、経常利益200億円、当期純利益100億円を見込んでいる。


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