不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

質の高いリフォーム提供による社会貢献を目指す/ジェルコが総会

「数ではなく、質の高い会社だけが集まる組織を目指していく」と話す(社)日本増改築産業協会会長の中山信義氏

 (社)日本増改築産業協会(ジェルコ)は8日、浅草ビューホテル(東京都台東区)で第4期定時総会を開催。第3期事業報告および収支決算、第4期事業計画および同収支予算を承認した。

 当期は決算期の変更を行なうため、期間を2012年10月1日~13年3月31日とする。安全・安心を基本に「快適にして満足度の高いリフォーム」を生活者に提供することで、住生活における社会貢献を果たすことをミッションに設定。
 国土交通省の「中古住宅・リフォームトータルプラン」を活動の指針とし、高品質のリフォームを展開するため、行政・業界の関連先への情報発信のための広報・渉外活動の強化や、生活者との情報の受発信の仕組みの構築を目指していく。また、設立30周年を迎えるため、記念事業なども行なっていく。

 重点施策として、「性能向上委員会」では、新規プレーヤー参入により、悪質リフォームが増える中、生活者に安心感を与えられるよう、インスペクションに関する講習会を会員向けに実施していく。「体制整備委員会」では、リフォームに関連する各種品質の制定と推進、会員企業が地域一番店になるべく、各種の研修制度、カリキュラムの策定、デザインコンテストの評価向上などを行なっていくなど、各委員会別の目標が掲げられた。
 また、「お客さま相談室」では、本部、各支部に相続窓口を設置し、質の良いリフォーム、事業者を選ぶためのポイントを生活者に伝えていき、悪質リフォーム事業者の排除に努めていく。

 総会後の記者発表において、ジェルコ会長の中山信義氏は「トータルに高品質のリフォームが提供できるように、ジェルコ会員向けの資格制度を設けていきたい。数ではなく、質の高い会社だけが集まる組織を目指していく。また、耐震、断熱、バリアフリー施工、デザイン力など、すべてにおいて質の高いリフォームを提案できる会社をプレミアム会員とする、特別な体制も設けていきたい」などと述べた。


最新刊のお知らせ

2025年8月号

社員が成長すると、会社も伸びる! ご購読はこちら