東急不動産(株)は9日、第20回「TOREIT 四半期報告」(2012年10月)を発表した。上場JREIT全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。
7~9月のJREITの資産規模は、物件数が2,041件(前期比38件増)、資産総額が取得金額ベースで9兆371億円(同1,076億円増)、鑑定評価額ベースで8兆4,143億円(同1,034億円増)といずれも増加幅が1,000億円以上となり、増加が継続。不動産投資市場の回復傾向が明らかとなった。
期中の取得物件は43件・1,182億円(同▲14件・▲1,642円)、売却物件は5件・81億円(同▲3件・▲259億円)。取得時鑑定キャップレートは5.7%(同0.3ポイントアップ)となった。
また、運用時NOI利回り(対象物件1,663件)も5.7%(同24件増・利回りは変動なし)と横ばい。鑑定キャップレートは、半年間に全物件平均4.0bp(ベーシスポイント)下落し、平均5.49%となった。