ミサワホーム(株)は9日、2013年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高は1,876億1,000万円(前年同期比2.7%増)、営業利益50億2,000万円(同▲8.3%)、経常利益47億4,200万円(同▲2.7%)、当期純利益28億6,800万円(▲22.4%)。
工業化住宅部門では、木質系戸建住宅ブランドのGENIUS(ジニアス)シリーズにおいて、住まいとまちのつながりを重視した都市型住宅「GENIUS UD(ユーディー)」を4月に発売したほか、7月には都市型二世帯・三世代同居住宅「GENIUS UD二世帯」、都市部の3階建て賃貸併用住宅「Belle Lead HOME plus 3世帯」を発売し、商品力を強化。また、制振装置「MGEO(エムジオ)」が、震災後搭載率が増加し、2万棟を突破(12年4月末時点)した。しかし、応急仮設住宅の売上減や単価減により、売上高1,142億円(同▲4.1%)、受注戸数は6,361戸(同1.0%増)、売上戸数は5,142戸(同2.3%増)となった。
その他部門では、リフォーム事業や木造軸組み住宅、マンションの売上増により、売上高733億円(同13.6%増)を計上した。
12日の決算説明会で、同社代表取締役社長執行役員の竹中宣雄氏は「リフォーム受注は好調で、特にスマートハウス関連が増えている。通期では、45周年キャンペーンの効果や増税前の駆け込みにより、受注戸数は前年比4.4%増の1万2,900戸を見込んでいる」などと述べた。
なお、通期では連結売上高3,930億円、営業利益120億円、経常利益115億円、当期純利益75億円を見込む。