(株)矢野経済研究所は13日、2012年第2・3四半期の住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。同社専門研究員が市場規模を算出、併せて文献調査を行なったもの。
12年第2四半期(4~6月)の住宅リフォーム市場規模は、推計値で1兆7,335億円(前年同期比17.9%増)となり、07年以降最大、かつ震災で手控えられていたリフォーム需要が一期に顕在化した11年第3四半期に匹敵する市場規模となった。
同年第3四半期(7~9月)の市場規模は、1兆6,244億円(同▲7.1%)となり、震災後であった前年同期比では減少したものの、07~10年の同期比と比較すると好調に推移した。
同社では、7月上旬に住宅エコポイントが終了したことから、前月までの駆け込み需要があった分、第3四半期が反動減となったと分析。これまでのトレンドを踏まえた上で12年の住宅リフォーム市場規模は6.0~6.2兆円(前年は6.1兆円)と予測した。
13年については、「消費税増税を見込んだ駆け込み需要が本格的になる」とみている。