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川崎・登戸に、“大人の女性”限定の新築シェアハウス/Rバンク

新築シェアハウス「しかくい空」外観。手前には菜園・ハーブ園を設け、オーナー側で管理していくが、希望者は運営に参加できるそう
居室内にはベッドと照明を設置。必ず中庭、廊下それぞれに面した窓を設け、高い通風性を確保した
リビングから中庭を見た景色。窓を開け放つと一続きの空間として広く利用できるため、イベント時などに活用していく方針

 (株)Rバンクは13日、同社が企画・プロデュースした新築シェアハウス「しかくい空」(川崎市多摩区、総室数11室)を報道陣等に公開した。

 同物件は、JR南武線「登戸」駅から徒歩8分に立地。建設地は、もともと木造アパートが建っていたが、老朽化に伴い取り壊し、更地になっていた。オーナーの元木 ゆめみ氏は同地を活用するため、Rバンクにシェアハウスの企画・運営方法などを相談した。「当シェアハウスは、趣味の範囲を広げたいなど、上昇志向のある女性を応援する場をつくりたいという思いから始めた」(同氏)。

 入居者を、単身女性で25歳以上に限定。共用部ではヨガやアロマテラピー教室などを定期的に開催するほか、オーナー自ら専用ルームで韓国の美容・健康法「よもぎ蒸し」を提供していく。すべてのプログラムは女性であれば入居者以外も参加可能、入居者には特別料金で提供する。

 木造2階建ての建物は、通風性を考え「ロの字」型とし、中心に吹き抜けの中庭を設置。中庭に面してリビング、ダイニングキッチンを設け、教室などイベントの際は一続きにすることで使いやすいつくりとした。水回りは各階に設置。季節ものを収納できる共用収納スペースを設けるなど、女性ならではの配慮も行なっている。専有部分は、窓を多く設け、光と風を多く取り込める設計としている。総工費は約5,000万円。

 賃料は5万9,000~6万5,000円(別途共益費1万5,000円)。竣工前に同物件ホームページなどを見て、すでに8室の入居者が決定している。25~36歳の会社員が中心で、40歳前後の検討者も多いという。


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