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東京・三鷹で「パッシブデザイン」採用の都市型戸建を発売/三井不動産レジデンシャル

ファインコート三鷹ブライトアークまち並み。各住戸のデザインは中世ヨーロッパのマナーハウスと横浜山手の洋館をコンセプトにした。道路幅は5~6mと広くとられており、ゆとりのある空間を演出している
モデルハウス11号棟のリビングダイニングキッチン(約16.6畳)。各住戸ともに小屋裏収納や階段下収納など豊富な収納を配置する

 三井不動産レジデンシャル(株)は13日、11月から販売する都市型戸建住宅「ファインコート三鷹ブライトアーク」(東京都三鷹市、総戸数20戸)を報道陣に公開した。

 同物件は、JR中央線「武蔵境」駅徒歩17分に位置。2×4工法の木造2階建て、敷地面積110~116平方メートル、延床面積88~92平方メートル。

 特別な機器を使わずに、熱や空気の流れを制御し、快適な室内環境を作り出す「パッシブデザイン」を随所に採用。各居室には2方向以上の開口部を可能な限り設置。90度外側に開くことで横から吹いてくる風も室内に取り込むウィンドウキャッチ窓の採用など、自然の風や光を効率よく取り込む工夫を盛り込んだ。街区全体も、オープンスペースを各住戸で適度に配置し、隣棟間隔を確保して、まち全体に風の流れができるように設計した。

 間取りは3LDK~4LDK。販売価格は5,000万円台中盤~7,000万円台中盤の予定(最多価格帯は6,000万円台)。10月27日のモデルハウスオープン以来、30~40代の3~4人家族を中心に約80組が来訪。販売開始は2012年11月下旬、入居は13年2月上旬を予定。

 同日説明にあたった同社地域開発事業部 開発室主管の弥富健一氏は「東日本大震災以降高まっている、エネルギー消費を抑え、自然の力を活用して生活したいというニーズに対応するためにパッシブデザインを随所に採用した」などと述べた。


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