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地域の特性を活かした商品に注力。戸建住宅を強化/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は13日、2013年3月期第2四半期決算説明会を開催した。

 当期(12年4月1日~9月30日)の売上高は、マンション事業・賃貸住宅事業・商業施設事業の売上高の増加が寄与し、過去最高の9,618億3,400万円(前年同期比7.0%増)と、3期連続の増収となった。営業利益も634億4,500万円(同1.1%増)、経常利益648億9,000万円(同3.5%増)、純利益359億800万円(同10.8%増)といずれも4期連続増益となった。

 事業施設の売り上げが191億1,000万円(同▲10.9%)と、震災後の仮設住宅がなくなったことから減少したが、マンションが73億円(同64.9%増)、賃貸住宅が285億3,000万円(同8.8%増)、商業施設162億4,000万円(同8.3%増)、戸建住宅が174万4,000万円(同2.1%増)と伸び、増収となった。

 マンション事業が大きく売り上げを伸ばす一方、戸建住宅が伸び悩んでいることから、地域の特性を活かした商品を500棟上積し、環境商品と併せて売り上げを伸ばしていく。また、新商品の投入についても、すでに2種類の商品の開発にも着手しているとした。

 説明会で、同社代表取締役社長の大野直竹氏は、「戸建住宅の新商品については、すでに実験棟を建てて、より良い商品をより低価格で提供できるよう、問題を解決しつつ進めているところ。数字が出るまでに時間が掛るが、ありとあらゆる方法で、戸建住宅の売り上げをもっと伸ばしていきたい」などと述べた。


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