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契約高が高水準で推移し増収増益/アールシーコア13年3月期第2四半期決算

「展示場を50拠点、営業員数250名を目指し、受け皿づくりを重要な施策として取り組んでいく」と話す(株)アールシーコア代表取締役社長の二木浩三氏

 (株)アールシーコアは14日、2013年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~9月30日)は、連結売上高は51億5,200万円(同13.8%増)と伸びた。しかし、顧客の視点に立った保証制度充実のための販売費増など先行費用の投下が増収効果を減殺。営業利益3億7,700万円(同4.0%増)、経常利益3億4,300万円(同▲1.0%)、当期純利益2億700万円(同27.5%増)となった。

 スクエア部門では、「BESSスクエア総合展示場」(東京・代官山)の直販事業の期首契約残が少なく、展示場新設費用などが響いたため、売上高9億9,000万円(同▲20.7%)、セグメント利益5,500万円(同▲67.6%)となった。販社部門のFC本部事業では、豊富な当期首契約残高を背景に、売上高36億7,800万円(同19.0%増)と過去最高を記録。セグメント利益も10億2,700万円(同17.3%増)と好調だった。

 また、今期スタートした中期経営計画“「異端でメジャー」ステージアップ5ヵ年計画”のブランド戦略の目標の1つとなる集客面では、業績の先行指標として重視している全国展示場新規来場数が上半期で1万2,290件(前年同期比22%増)と過去最高となるなど、好調に推移した。

 同日の説明会で同社代表取締役社長の二木浩三氏は「来年1月には、直販拠点として、神奈川県藤沢市に『BESS藤沢展示場』を開設。稼働後は、代官山の総合展示場がブランドイメージの発信基地として、藤沢展示場は経営モデルのプロトタイプとしての役割を担い、相乗効果でマーケット拡大を図る。展示場を50拠点(12年3月期実績値37拠点)、営業員数を250名(同126名)と増やすなど、受け皿づくりを重要な施策として取り組んでいく」などと述べた。

 なお通期は、連結売上高107億3,000万円、営業利益6億7,000万円、経常利益6億6,000万円、当期純利益3,900万円を見込んでいる。


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