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建築物リフォーム・リニューアル工事受注高、前年比微増の約4兆2,000億円/国交省調査

 国土交通省は16日、平成23年度下半期受注分の「建築物リフォーム・リニューアル調査」結果を発表した。建設業者に対して、元請けとしての建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査したもの。調査期間は2011年10月1日~12年3月31日。調査対象は2,000業者で、回答業者数は1,113。

 同期の建築リフォーム・リニューアル工事受注高は、4兆2,583億円(前年同期比1.9%増)。このうち、「住宅に係る工事」が1兆6,408億円(同0.9%増)、「非住宅建築物に係る工事」が2兆6,175億円(同2.5%増)。業種別の住宅に係るリフォーム・リニューアル工事では、「建築工事業」が9,647億円(同6.6%増)。非住宅建築物に係るリフォーム・リニューアル工事では、「建築工事費」が9,647億円(同6.6%増)。施工区域別の建物の建築物リフォーム・リニューアル工事受注高は、東北3県で受注高の合計が前年同期比115%と大幅に増加している。

 用途別での受注高は「住宅」が1兆6,408億円(同0.9%増)となった。
 「非住宅」は2兆6,175億円(同2.5%増)。事務所(同60.5%増)の伸びが大きかった一方、医療施設(同▲47.2%)、老人福祉施設(同▲43.8%)、倉庫・流通施設(同▲40.1%)が落ち込んだ。住宅の利用関係別では、賃貸にかかる受注高は3,505億円(同▲23.5%)と減少、賃貸以外は1兆1,584億円(同18.1%増)と増加した。


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