(株)コスモスイニシアは16日、2013年3月期第2四半期の決算説明会を実施した。
当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高は、新築マンションの引渡戸数の増加などにより385億7,900万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は2億9,800万円(前年同期:営業損失13億6,400万円)、経常利益3,900万円(同:経常損失16億2,800万円)、当期純利益1,600万円(同:当期純損失16億7,400万円)と増収増益に。
今後の事業方針について、不動産販売事業においては、引き続き新築分譲マンションの販売を主力としつつ、タウンハウス(重層長屋)や企業の社宅等を一棟リノベーションし、分譲するなどにも着手、商品の多様化を図る計画。また同社初の3階建てを投入するなど戸建住宅販売事業にもさらに注力していく。不動産仲介事業においては、リテール仲介では「地域センター機能」を持つ地域密着型店舗を開設し、リテール仲介以外のソリューションもワンストップで提供していく予定。法人仲介・不動産コンサルティングでは、法人対象の仲介、および個人投資家向け取引に力をいれていく計画とした。
通期では、品質確保による新築マンションの引き渡しを次期に延期したことなどから、業績予想を下方修正、売上高884億円(前回予想比▲58億円)、営業利益30億円(同▲17億円)、経常利益25億円(同▲18億円)当期純利益25億円(▲18億円)とした。
説明会で代表取締役社長の高木嘉幸氏は同社の企業理念に触れ、「全力で“次の価値”づくりに注力し、引き続き事業基盤の強化に努めたい」などと述べた。