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東京の物流施設空室率2.5%。新規供給・需要とも堅調/一五不動産情報サービス

 (株)一五不動産情報サービスは3日、2012年10月の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。

 延床面積または敷地面積が2万平方メートル以上の賃貸物流施設東京圏187棟・大阪圏44棟を対象に、実地確認およびヒアリング調査を実施したもの。

 当期の東京圏の空室率は2.5%(前期比0.2ポイント増)と若干の上昇。新規供給は24万5,000平方メートルと高水準であったが、新規需要も22万3,000平方メートルと堅調で、空室率の上昇は小幅にとどまった。
 募集賃料水準は1坪当たり3,820円(前期比▲60円)に下落した。

 大阪圏の空室率は2.0%(同0.7ポイント改善)と大幅改善。大阪圏でも新規開発が活発となり、14年以降の新規供給が増えることが見込まれている。
 募集賃料は1坪当たり3,260円(前期比60円増)になった。
 同社は、東京圏、大阪圏ともに、安定した底堅い賃料動向が続くと分析している。


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